木村 正治
10時間前 ·
物事はそれが好きでしている人が
最も強いですね。
魚釣りに例えれば、
・魚釣りが好きだから釣りをする人
・義務感で釣りをする人
・誰かに指示されて釣りをする人
・仕方なく付き合いで釣りをする人
・嫌々ながら釣りをする人
がいれば間違いなく好きだから釣りをする人
が腕が最も良いですね。
好きだから四六時中、無意識のうちにも
釣りを考えます。
僅かなヒントや場面から釣りにつなげる
ようになります。
いつしか誰もが知らない穴場を見つけたり、
大漁になる潮の流れを見分けたり、大魚を
掴んだりします。
そして玄人になり、プロになっていきますね。
また不思議なもので、同じ船に乗って糸を
垂らしていてもある人ばかりが釣れて、隣に
いる人は全く釣れないことがあります。
場所が原因かと思い互いに座っている場所を
交代しても、やはりある人ばかりが釣れて
釣れない人は全く釣れないことが多いです。
不思議ですね。
釣れない人は釣れる人の棹に仕掛けがあるのか
何か裏技を使っているのかと邪推して、では
棹を交換してみたら、やはり釣れる人ばかり
に魚が釣れて釣れない人は全く釣れないのです。
不思議ですね。
例えば5人の子供がいたとして、3日間好きに
過ごさせて、
「何でも良いからこれはと思った事を3つ
皆の前で発表してごらん。」
とさせると5人とも発表する内容が皆違う
わけです。
中にはびっくりするような内容を発表する子供
もいますよね。
また5人の大人を書店に集めて
「何でも良いからこれはと思った本を5冊
選んで皆の前で発表してください。」
とさせると、同じ書店の中にいたのに5人
ともそれぞれ選ぶ本が違います。
情報についてもこれと全く同じです。
魚釣りの例え話や子供の事例、書店での事例
が情報についても当てはまります。
よく、何故あの人はあのような情報を知って
いるのだろうか、何か凄いことをしている
のではないか、裏技があるのではないか、特殊
な情報源があるのではないか、と様々な推測
をする人がいますよね。
魚釣りの例え話と本質は全く同じです。
良い情報を持っている人は好きでやっている
から自ずと良い情報を得ているのです。
仕事でやっているから、
義務でやっているから、
上司から命令されてやっているから、
仕方なくやっているから、
という人は良い情報を得ることはまず無理
でしょう。
霞ヶ関の官僚が意外と情報収集力が低いのは
やはりそういうところにあるのだと思います。
2016年のアメリカ大統領選挙に際しては
首相官邸ですら、霞ヶ関官庁エリートですら、
ヒラリー・クリントンが当選すると信じて
疑わなかったですよね。
しかし私を含めた数少ない日本人の中には
トランプが大統領に当選すると最初から述べて
いた日本人もいましたよね。
あの時、首相官邸は一個人よりも情報分析力
がなかったわけです。
魚釣りの例え話と一緒です。
過日、アメリカ在住の人からこう言われました。
「日本にいるあなたがアメリカの政治のこと
が分かるわけないでしょう。」
と。
その人はバイデンを支持していた人でした。
またホワイトハウスが閉鎖されていた事も
アメリカ在住にも関わらず全く知らないまま
でした。
私はその人に言いました。
「アメリカに暮らしてアメリカのテレビや新聞
だけを見て信じているあなたよりは、多少でも
私のほうが知っていますよ。」
情報は魚釣りの例え話と本質は同じです。